SSブログ

シャングリラといえば。。。 [マンガ]

5/13の朝日新聞のHPに「中国、景勝地ロケを原則禁止 シャングリラ県で自然破壊」という見出しがありました。
中国雲南省の景勝地、香格里拉(シャングリラ)県に撮影に使われた建物の残骸や大量のゴミが放置され、自然破壊を招いたということで、今後映画やテレビの撮影、大型イベントを原則禁止にするということです。

「シャングリラ」という地名、どこかで聞いたことが。。。ということで調べてみると、
漫画家、藤子・F・不二雄(藤本弘)先生の「モジャ公」の「天国よいとこ」という作品に出ていました。
モジャ公は、1969年11月に連載がはじまったSFギャグ漫画です。
主人公は地球人の少年「天野空夫」。そこに現れた宇宙人「モジャラ」とロボットの「ドンモ」といっしょに宇宙へ家出するという話です。
1995年にテレビでアニメーションとして放映されましたが、こちらは原作とはぜんぜん違ったものでした。

「天国よいとこ」に出てくる「シャングリラ」は、かつて銀河系最古の文明をほこっていた惑星。
今は、太陽もなく、暗く、冷たい死の世界になっている。
しかし調査のために送られた人たちは、「すばらしい!天国のような星です」と第1報を送った後、
やがて連絡が絶え、生きて帰ってきた者はいないという星でした。

シャングリラでは、思ったことが現実化される。欲しいものがあれば、念じるだけでその場に現れる。
そう、シャングリラは、バーチャルリアリティー(仮想現実)の世界だったのです。
食事も食べたつもりで、実は食べていないので、いずれ死んでしまう。
しかし、死んでもシャングリラはバーチャルリアリティーの世界なので、意識は残り、生きたつもりになっている。
35年も前に、映画「マトリックス」のような世界を、すでに藤本先生は描かれていたのです。
これは、驚きです。

Cres「藤本先生って、すごい想像力の持ち主やったんやなぁ。」
Forti「そうやね。映画や本を読むのが好きやったから、もしかしたら何か元ネタがあったかもしれないけどね。」
Cres「それにしても、シャングリラっていうところが本当にあるとは知らんかった。」
Forti「シャングリラ=理想郷っていう意味やけど、景勝地になってるから本当にそうかもしれないね。」

「モジャ公」は、SFギャグ漫画でありながら、痛烈な皮肉で社会を風刺している作品がいくつもあります。
読んだことがない人には、ぜひ読んでもらいたいと思います。
私が持ってる中央公論社の全3巻は、すでに絶版になっていますが、今は小学館から文庫本で出版されています。(全2巻)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

携帯電話フタバスズキリュウ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。