メロディ弾いてさがしチャオ！Ver.1.06β1リリース

3月25日に、メロディ弾いてさがしチャオ！Ver.1.06β1を急遽リリースしました。



急遽リリースした理由は、
iPadの「Pianist Pro」の最新版V1.9.3で、メロディ検索の自動実行ができなくなっていたからです。

Pianist ProのMIDIメッセージを確認したところ、
鍵盤を押して離したときに送信されていたNOTE OFFのメッセージが出ていないためでした。

メロディ弾いてさがしチャオ！のメロディ検索の自動実行は、NOTE OFFのメッセージを受けてから指定した時間経過すると検索する仕組みになっています。
このNOTE OFFのメッセージが来ないため、時間カウントが開始されず、メロディ検索の自動実行ができない状態になっていました。

Pianist Proの不具合なのか、仕様変更なのかわかりませんが、とにかくNOTE OFFメッセージが来なくてもメロディ検索の自動実行ができるようにしました。
システム設定の拡張設定に「MIDI楽器のNOTE OFF検知しない」を追加しました。



この設定を有効にすると、NOTE OFFメッセージが来なくてもメロディ検索の自動実行ができます。

メロディ弾いてさがしチャオ！Ver.1.06β1では、このほかにもたくさんの変更や追加を行っています。
変更内容は下記のとおりです。

メロディ検索アルゴリズムを調整
編集不可ファイルに、ツールボタンで追加オープンできてしまう不具合を修正
検索時、入力データを保持できるモードを追加
ドラッグ＆ドロップでデータを追加できるモードを追加
起動時やMIDI入力切替え時に、溜まっていたMIDI入力情報を排除するよう対応
MML編集画面の表示を改善
リンク先データの一括変更を改善
新規登録画面の自動表示機能を追加
MIDI NOTE ONのランニングステータスに対応

Cres「メロディ弾いてさがしチャオ！、たくさん変更してるなぁ～」
Forti「本当は、すべて対応したものを正式版として出す予定やったんやけどね。」
Cres「iPadのPianist Proの最新版のせいなんか？」
Forti「そうやね。自動実行できなくて、びっくりしたわぁ～」
Cres「鍵盤を押して離したときのメッセージが出なくなってるとはなぁ～」
Forti「最初は、ランニングステータスに対応したんかなぁと思ったんやけどね！」
Cres「ランニングステータスって？」
Forti「同じステータスが続くときに、ステータスバイトが省略できる仕組みやね。」
Cres「それで、その対応もしたんか？」
Forti「うん。でも、それでも反応しんかったから。。。」
Cres「で、確認したら、NOTE OFFのメッセージが出てなかったんか？」
Forti「そう。でも、MIDIについて、いろいろわかったからいいけどね！」

MML編集画面の表示改善は、途中にあるオクターブ指定を音階の後ろに表示するだけの対応です。


カーソルを2桁目に持っていって、上下キーをたたけば連続して音が鳴らせるようになっています。
ちょっとした対応ですが、音を鳴らすタイミングは取りやすくなっていると思います。

メロディ弾いてさがしチャオ！Ver.1.06β1は、下記よりダウンロードできます。
http://homepage2.nifty.com/fortissimo/melociao_index.html

3月29日追記
iPadの「Pianist Pro」の最新版V1.9.4では、鍵盤を押して離したときにNOTE OFFメッセージが出ています。V1.9.3の不具合だったようです。